研究テーマ

三次元弾性論を用いたマイクロメカニクスの研究

 材料中に存在する介在物周辺の応力集中におよぼす界面状態の影響に着目し、回転楕円体状介在物を有する三次元体が様々な外力を受ける場合の問題を、三次元弾性論に基づき、厳密に解析する方法について研究している.

転位と介在物の干渉効果

 材料中に存在する転位と介在物の相互作用におよぼす介在物と母材の界面状態の影響に着目し、回転楕円体状介在物を有する三次元体に転位が存在する場合の問題を、三次元弾性論に基づき、厳密に解析する方法について研究している.

介在物を含む材料の熱応力問題

 材料が熱負荷を受け、材料中に介在物が存在する場合の、温度分布および熱応力におよぼす界面状態の影響に着目し、回転楕円体状介在物を有する三次元体が様々な熱負荷を受ける場合の問題を、三次元弾性論に基づき、厳密に解析する方法について研究している.

粒子強化金属基複合材料の力学特性の評価

 セラミックスを強化粒子とした金属基複合材料の機械構造材料への適用を想定し、その強度と破壊特性について研究している。特に、SiC/Al複合材料の破壊靭性、疲労、高温強度特性について実験的に研究するとともに、変形挙動を数値シミュレーションにより予測する研究を進めている。

セラミックス/金属接合材の強度評価

 セラミックスと金属の突合せ接合材料の接合部の応力分布特性と強度特性について研究している。特に、Si3N4/Cu/SUS304接合材料の残留応力、応力特異性、曲げ強度、疲労強度について、実験的に研究するとともに、応力分布特性を解析的に明らかにする研究を進めている。

セラミックスの応力腐食割れ進展特性の評価

 環境中におけるセラミックス部品の信頼性向上を目的として、セラミックスの応力腐食割れ進展特性について研究している。特に、水環境中におけるSi3N4中のき裂の進展について、温度依存性に注目して研究を進めている。

超音波顕微鏡による材料の疲労過程の評価

 超音波顕微鏡を用いて材料表面に発生する微小な疲労き裂を観察し、疲労破壊の発生メカニズムを明らかにする研究を行っている。特に、SUS304鋼の低サイクル疲労破壊に着目し、表面の結晶粒に生じるすべり帯からき裂へ遷移する挙動について高周波超音波を用いたミクロな測定を行っている。